今回は下記に茅ヶ崎市の様々な遺品整理関連に関する意見と感想をまとめました
茅ヶ崎市の遺品整理に伴う片付けの感想・1
私も齢70を超え、行く末を考えるようになりました。
今流行りの言葉でいえば、「終活」でしょうか。
葬儀はどのように執り行うか、墓はどうするかといったことを書き遺しておくノートがあると聞いて、さっそく書店で買い求めました。
その中に、自分の大切にしているもの、趣味のものなど、誰に何を譲るかを記録しておくページがあり、しばし考えてしまいました。
こうして書き遺しておけばよもや散逸したり、ゴミとして捨てられることもあるまいと思い、形見分けの分別をすることにしました。
そんなある日、居間にあった情報誌に、「遺品整理」という言葉を見つけました。
なんでも、亡くなった人の荷物や部屋を片付けたり、必要なら形見の品を友人に届けてくれるのだそうです。
これはいいと思い、早速電話をしてみることにしました。
話を聞けば聞くほど、私の求めている条件にピッタリです。
例のノートに、「この会社に遺品整理を依頼すること」と書くことにしました。
もちろん、誰に何を譲るかということだけでなく、遠方の友人に形見分けの品を送ってもらうよう手配することも記入しておくつもりです。
遺品整理という、決して明るい話題ではないのに、なんだかわくわくしてしまいました。
自分がいなくなったあとに、こうしてしっかり段取りをしてあることを家族が知ったらきっとびっくりするでしょう。
ちょっとしたサプライズを仕掛けた気分です。
茅ヶ崎市の遺品整理に関する色々な感想・2
最近は葬儀場が増えて、どこも競争のように内覧会や説明会をしていますね。
チラシやダイレクトメールの「ご来場のお子様にお菓子プレゼント」なんて宣伝文句には、「縁起でもない」と文句を言いたくなります。
あまり興味もなかったのですが、先日、近所に一軒オープンするとのことで内覧会の案内がポストに入っていました。
それを見た母が「行きたい」と言い出したので、近くだしまあいいかと一緒に出かけました。
さすがに新しいだけあって設備はピカピカだし、家族用の宿泊スペースはホテルのようで、びっくりしてしまいました。
母は「私の葬式はここでやってもらいたい」とすっかり乗り気になってしまい、結局係員から話を聞くことになりました。
パンフレットをいくつか出され、見るともなしに見ていると、ふと「遺品整理」という言葉が目に入りました。
必要なものと処分するものに分けてくれて、大型の家具や家電、骨董品なども買い取ってくれる業者の紹介までしてくれるそうです。
また、遺品整理だけでなく部屋の片づけも請け負っているとか……我が家はガラクタといっていい荷物がどの部屋にもあふれかえっているので、母に万一のことがあったら遺品整理がてら頼んだ方がいいかなと思って、こっそり電話番号をメモしたことは内緒です。
茅ヶ崎市の遺品整理関連で見た様々な感想・3
私の実家は自営業で、家族が主となって仕事を回していました。
父は創始者であり社長で、一代で築き上げた自分の会社を、私たち実の子どもより大切にしていたような気がします。
すべてを自分が執り仕切り、帳簿から経理から、人事や雑務にまで口を出さないと気のすまない人で、そのワンマンぶりに正直私は辟易していました。
結婚を機に家を出て、家業とは縁を切ったつもりでいましたが、父には通用しません。
繁忙期にはこちらの都合もお構いなしで、手伝いに来るよう命令してきました。
家族や何人かいる従業員が気の毒で、仕方なく手伝いに行きましたが、正直はらわたの煮えくり返る思いでした。
そんな父が急死したとき、私は悲しむより先にあっけにとられて、現実のことと思えませんでした。
なんとか葬儀を終えたあと、次期社長である兄が、「重要書類や実印など、親父がどこにしまっているのかわからない」と言い出したときは、さすがに「もういい加減にしてくれ」と思いましたが……。
とはいえ、このままでは困るので家族総出で大捜索です。
あてもなく探し回るだけでは見つかるはずもなく、途方に暮れていた私たちを救ってくれたのは兄嫁でした。
遺品整理の業者がいて、どこかに紛れてしまった貴重品も探してくれると言うのです。
それならついでに遺品整理も依頼しようと連絡して、父の部屋と事務所をお願いしたところ、膨大な書類や箱や、ファイルの中から業者さんは見事必要なものを3日で見つけ出してくれました!思わず居合わせた全員が拍手してしまいました。
業務の引き継ぎもなんとかなりそうだし、遺品整理もできて万々歳です。
茅ヶ崎市の遺品整理行った上での感想・4
先日、久しぶりに友人と会いました。
高校時代からもう40年以上の付き合いになります。
お互いに結婚・子育てを経て、最近はようやく自分の時間を持てるようになってきました。
でも、友人はこの1年の間に自分の両親を立て続けに亡くしていて、まだ完全には立ち直っていないようでした。
友人の両親が二人で住んでいた家は、土地ごと売るにしろ取り壊すにしろ、中を片付けて空っぽにしないといけないのですが、友人の現在の住まいからはちょっと距離があるのでなかなか手をつけられないそうです。
それに、まだご両親の遺品整理ができるほど気持ちも回復していないと言っていました。
そこで、私は遺品整理の業者を頼んでみたら?と助言しました。
と言うのも、私自身が亡くなった祖母が一人で住んでいた家の片づけをお願いしたことがあったからです。
とても助かったし、誠実な仕事ぶりに満足していたので、友人に勧めてみる気になったのです。
幸いなことに、そのとき頼んだ遺品整理の会社の支店が友人の両親宅の近くにありました。
「でも、他人に頼むのは抵抗があるし……」と渋る友人に、一人でやったらどれだけかかるかわからない、業者に頼めば早く済むし、作業の間は立ち会えばいいのだから、まず電話してみたら?と説明してその日は別れました。
数日後、友人から「電話してみたらとても感じがよかったし、あなたが勧めてくれるのだから、お願いしてみようと思う」と連絡がありました。
一歩踏み出すことでちょっと元気が出てきたようで、ホッとしました。
茅ヶ崎市の遺品整理に伴う様々な作業の感想・5
今、私の机の上には、オルゴールが置いてあります。
亡くなった祖母の家からもらってきたものです。
いえ、正確には、これは私が祖母にあげたものなので、返してもらったというべきかもしれません。
祖父が亡くなってからしばらくは一人で暮らしていた祖母ですが、年ごとに体が弱り、言動もちょっとおかしくなってきたので、長男である伯父の家に引き取られることになりました。
元の家はそのままにして、身の回りのものだけ持って伯父の家に移ったのですが、周りに知っている人がおらず、話し相手もいない環境のせいか、祖母の状態は一気に悪化しました。
孫の中でもいちばん祖母が可愛がってくれた私のこともわからなくなり、3年もしないうちに亡くなりました。
祖母の死後、元の家を片付けるにあたり、伯父が遺品整理の業者を頼みました。
何しろ古い家でしたので、何十年分もの荷物が屋根裏や押し入れにギッシリ詰まっていて、とても家族だけで片付けられるような量ではなかったのです。
たまたま遺品整理の業者さんが来る日に、私も行きました。
手際良く片付けてくれる業者さんが手に取ったものを見て、私は驚きました。
それは、私が中学校の美術の時間に作った、オルゴールつきの小物入れでした。
何の気なしに祖母にあげたのですが、ずっと持っていてくれたんだな……と思ったら涙がこぼれました。
伯父が遺品整理を頼まなかったら、もしかしたらゴミとして処分されてしまったかもしれません。
感謝しつつ、私はそれを祖母の形見としてもらってきたのです。
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