Q04.無くなりそうな親族がおり、部屋には戻れない為、生前に少し片付けようと思っていますが問題ないのでしょうか?
病院等に入院し、戻れる目安が立たない為、生前整理を行いたいという方はよくいらっしゃいます。
問題あるかどうかでいえば、所有権者が在命で本人の意思等を確認できる状態であれば本人の意思を確認してください。また、ご本人が意志の確認等が出来ない場合については戻ってこれる見込みが立たないと思うので事前に片付けを行う事も検討された方がいい場合もあります。
生前の片付け等を行う場合の一番多いケースは持ち家ではなく賃貸物件にお住まいだったため、家賃分がもったいないというケースだと思います。
このような場合は実際に家賃分の料金の数か月分で片付けの費用が賄える場合が多い為、入院期間が長くなりそうな場合はこの辺りを検討する必要もあると思います。
また、持ち家の場合はそれほど急ぐ必要もないとは思いますが長期間家に人が入らないと空気が淀み、家が傷んでくることも多く、結果老朽化が進み、外損のある個所を日常的に確認したりすることが出来ない為、近隣に破損物が飛んでいき、近隣からのクレームが来てから片付けを行われるケースもございます。
次に持ちマンションなどの場合は家賃はかかりませんが共益費や管理費、修繕積立金など意外と差し引かれるものが多い場合もございますので長期にわたり入院などをして家を空ける期間が長くなる場合は手放される準備を進めるのもいいかもしれません。
当社から言えることとしては金銭的デメリットを享受できるのであれば片付け自体を急ぐ必要はないと思いますし、建物が傷んでいたりすると相続した際に管理責任などを問われる可能性もあるので在命の場合はその辺りを良く参考にしてご検討をいただければと思います。